瑞泉寺からMY HOMETOWNの海へ


昨日、鎌倉を久々に歩く。
MY HOMETOWNから一時間も掛からない近い街であるが、足を運ぶたびにリフレッシュされ、心洗われる場所だ。
鎌倉の中でも未だ知らない色々な場所へと足を運んでみたが、やっぱり今年の年初にも訪れた瑞泉寺が一番好きな場所である。
街の喧騒から離れた小高い山の上は、空が近く感じられ、気持ちが透き通り、いつも自然と季節がすぐそばに感じることが出来る。

愛用しているカメラとレンズと対話しながら、瑞泉寺にて静かに数十枚シャッターを切る。
このカメラとレンズ、つい2週間前のことであるが私が見つけたかったもの、探していたものへと導いてくれた。
このカメラとレンズに御礼と感謝を言いながら、これから私が歩いて行くべきふさわしい道、ふさわしい明日についてイメージを膨らます。

撮り続けたい。過去や記憶ではなく、まだ見ていない明日を、まだ起きていない未来をずっと撮り続けたい。

MY HOMETOWNに戻る頃、見慣れた海は黄昏時に鈍く輝き、群青の闇へと沈んでいった。
今宵は静かな夜、明日は新月。これから今年最後の月が満ちて行く。
今年最後の十四番目の月、真冬の冷たい夜空に凜として浮かぶ美しい月を見ることが出来るだろうか?
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CAMERA: OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII LENS: M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4 PRO
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心の陰を照らすもの


本当に久々にいただく酒である。
1ヶ月の間、酒を呑まずに居ても存外平気なものだった。
体調は目に見えて良くなってきているが、心のリズムとバイブスは気長にリカバリーしていくのを待つ他ない。

キャンドルに光を灯し、眠る前のひとときのくつろぎを楽しむ。
「作家の涙」
はじめて頂くアイルランドのシングルモルトウイスキー。
優しく華やかな香りが穏やかに立ち上げる、リラックスしてその余韻をゆったりと楽しめるウイスキー。
悲しみの涙、苦しみの涙、慰めの涙は流さない。
心から溢れる感動や想い、そして祈りに潤された涙は、万華鏡のようにキラキラと輝きを放ち、美しいものだ。

久々の酔いがゆっくり身体へと染み渡っていくのを感じながら、キャンドルの光の中、その目に見えるもの、見えないものへと、とりとめのない思いを巡らせてみる、



月の光とキャンドルの光は、とても似ている。
人はその光を見つめる時、我知らず自分自身の奥深くに潜り込み、静かに自分自身と向かい合う。
真昼の強いエネルギーに満ちた光ほど、かえって人の心の陰を色濃くさせる。
静かな夜、月とキャンドルの微かな光は、人の心の陰を優しく照らす。

それでも月の光とキャンドルの光は、違うところがいくつかある。

月の光は満ち欠けしながらも、人という小さな存在には少しも揺らぐことなく、悠久の時を経ながら同じように回り巡り、優しい光を照らし続ける。私が何度生まれ変わろうと、月の光は消えることはないだろう。月の光は、宇宙という大いなる時のサイクルの中、人を遠くから見守るようにいてくれる存在だ。

一方、キャンドルの光はそのそばに居る人の言葉、呼吸、仕草にシンクロするように伸び縮み、揺れ、その炎の色と形を揺らぎながら変えて行く。キャンドルの光は、人を見守ると言うより、人のすぐそばで寄り添いながら一緒に揺らいでくれる存在だ。
そして、キャンドルの光がなんとも儚いのは、蝋燭の芯の長さという目に見えてすり減っていく寿命があり、誰かが両手をそっと添えてあげなければ、その灯火はやがて消えてしまうことだ。



自分自身の意思や意識という光は、自分自身が今何を見ているのかを照らすことは出来るが、今何を見ていないか?今何が見えていないか?つまり自分自身の心の陰を照らすことはできない。
一方、月の光やキャンドルの光は、今何を見ていないか?今何が見えていないか?つまり自分自身の心の陰にあるものを優しく緩やかに照らし上げてくれる。



十四番目の月の夜、キャンドルの光が照らした心の陰。
自分自身では見えていない何かが、優しく緩やかに浮かび上がっていただろうか?
遠い月の光、すぐそばで揺らぐキャンドルの光が声もなく語りかけ、祈りを捧げる言葉が聞こえただろうか?



とりとめのない話は、程よい酩酊が誘う眠気のせいにして、ここまでにしておこう。苦笑
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CAMERA: OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII LENS: M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8
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冬の訪れ


瞬く間にこの1週間が過ぎた。
そして、レンズと写真を通して何を見つめて来たのか?どんな光を求め続けて来たのか?
沈黙の中、それを自らに問い続けた1週間でもあった。

私にとって写真を撮る一つの到達点は、紙プリントを仕上げることである。
写真を撮った時の強く残った印象、感じたこと、心震えたこと、そこにあった光と影の記憶が鮮明なうちに、デジタルデータから紙プリントへとそのイメージを迷うことなく一気に昇華させていく。その一点だけに集中する、孤独で根気と時間と手間の要る作業だ。
昨日、その作業の全てが終わり、程よい虚脱感と疲労感の中、紙プリントに浮かび上がった「ずっと探してきたもの」を改めて眺めてみる。

レンズを通して「この世界」を見つめ、写真を撮っている瞬間、私はいつも満ち足り、感性は研ぎ澄まされ、生きている幸せの形の一つを実感する。
また、心の扉が閉じそうな時、感性の空が暗雲に包まれそうな時、レンズを通して「この世界」を見つめ、写真を撮ることによって癒やされ、救われ、明日へと導かれて居るような気もする。
写真はいつも私自体でしかなく、私が向かい合って見つめたもの自体でしかない。

紙プリントと向かい合う作業から解放され、黄昏時のビーチへと向かう。
ビーチに着く頃には、もう太陽は低い丘陵地の下へと落ちていた。
お気に入りの場所の一つであるが、前回ここを訪れたのは8月のあたま、未だ夏の季節のことだった。
久々に訪れた小さなビーチ、いつもは静かな湾も強い北風に波立ち、その空の光と海の色は冬の訪れを私に教えてくれた。
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CAMERA: OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII LENS: M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4 PRO
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Candle Light


私はレンズを通していつも何かの光を求め、探し続けている。
その光が刻む影を、写真は永遠に写し残す。

私が探しているのは、何の光なのだろうか?
美しい光なのか?懐かしい光なのか?夢に誘う光なのか?巡る季節の光なのか?癒やしの光なのか?ふさわしい未来への導きの光なのか?
そんなことを問い続けながらレンズを覗き続けて、今日、私が探し続けてきた答えの一つが見つかったような気がする。

私がレンズを通してずっと探してきたのは、キャンドルの微かな灯火のような両手をそっと添えて守り続けたい光なのだと。

キャンドルを見つめる視線の向こうには、穏やかでありながら深い呼吸の音だけが聴こえていた。
その呼吸にシンクロするように、キャンドルの灯火は時に伸び、時に縮んだ。
そして、言葉のない祈りに震える心の風を受け、キャンドルの灯火は時折揺らぎ、その陰をも揺らした。
その目の前に見えるもの、それが全てで、それだけがただただ愛おしい。

十四番目の月の夜、秋の光から冬の風へと季節は移り行き、太陽の「動」から月の「静」へと、昼のざわめきから夜のしじまへと、そんな季節の記憶を、キャンドルの微かな灯火で照らし出し、その陰を写し残した。

その微かなキャンドルの灯火の奥底にあるものは何か?
これから一つ一つプリントすることで向かい合って見ることになる。
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CAMERA: OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII LENS: M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8
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月と雨


晴れた良い天気の一日であったが、午後からは雲も多く、今夜の満月は見られないのでないかと思っていた。

昼間の喧噪と活気も過ぎ去り、仕事が一段落しやっと一息ついた頃にはもう日が暮れていた。
暦を見れば、もう17時前には太陽が沈んでしまう季節を迎えていた。
ふと外の空気を吸って深呼吸でもしようと、すっかり暗くなった街路へと出る。
何かに呼ばれて外に出てみようと思ったのか?それとも、ただの偶然なのか?
昨夜眺めたのは十四番目の月、今夜も一瞬だけ満ちた月の姿に会うことが出来た。

ただ、今宵の満月は冷たい風に渦巻く雲の中へと足早にその姿をくらませていった。
その優しい光を放つ美しい様に、何か伝える言葉を思い浮かべる間もないままに。
もう一度その月の姿を見たいと見上げる夜空から、にわかに雨が降り注いだ。
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CAMERA: OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII LENS: M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4 Pro
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