旅するカメラ PART3



今回の石垣島の旅。2月は不安定な天候が多い地方ではあるが、3日間とも晴天により祝福された旅であった。

太陽と風と雲の流れが導くまま、終日気ままに島を巡り、また感じるところがある場所と風景に出会えば足を止めしばし時を忘れ過ごした。この自然な流れを、カメラとレンズが邪魔をしない、重荷にならない、そのことが「吟遊写真道」において大切にしたいポイントである。非日常的な色彩に惑わされず、旅のエキセントリックさに目を回さず、旅以上のものを持ち帰ろうとする写真の強欲にも溺れず、ただ「懐かしく心洗われる光と陰の記憶」をそのまま持ち帰ってくることができた気がする。

自らの眼に写る風景と視線を探してただ彷徨っていて22年前の石垣島の旅、44歳になり今ようやくその旅を終えることができた。
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CAMERA: Leica M Monochrome type 246 LENS: SUMMICRON 35mm F2
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旅するカメラ PART2



Leicaというカメラとレンズは半ば神話化され、また独特の世界観があるかのように語られている。
一方、実際私自身が使い込んで感じた率直な印象は、「素朴で、シンプルで、ストレートな写真が普通に撮れるカメラ」であるということができる。

まず一つめにはSummicronレンズの特徴である。このレンズは強い個性や独特の演出力があるわけでなく、見方によっては拍子抜けするほど「普通」に写る。かえってMADE IN JAPANメーカーのレンズの方が個性が強く、レンズ固有の演出がかけられた画を描き出すことであろう。Summicronレンズの「普通」というのは、「見た目そのまま」とも「味気ない」ともニュアンスが違う。レンズ的、写真的演出が少ない分、撮り手のアティテュードが透けて見えてしまうほど「普通」なレンズ、と例える方が的確かもしれない。

二つめには、Leica M monochromというカメラのシンプルさにある。カラー情報を持たず、「ただの素通しガラス」が貼られた「大まかな構図」が確認できるだけのファインダーがあり、あらかじめ設定できるパラメーターもメカによるアシストも極端に少ない、そんなカメラだ。色彩や操作、設定によって演出できる要素が格段少なく、撮る前にこだわってこねくり回して作り込める要素も格段少ないため、考え込むことや躊躇うことなくサクサクとシャッターを切ることができる。

そんなカメラとレンズの性質から、Leica M Monochromを使い込むほどに、広い意味で奇をてらわなくなり(奇をてらってもしょうがなくなり)、肩の力を抜いた、素朴・ストレート・シンプルに写真を撮るようになって来た。言い換えれば、自ら描くイメージに気負わず、事物があらかじめ持つ意味に迷うことなく、透き通った心でイメージを写し出すカメラとレンズである。
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旅するカメラ PART1



「旅の写真」というのは、思いの外難しい。難しいというより、力の入れどころ、抜きどころの加減が難しいのであろう。
訪れたこともない場所に逞しいイメージを巡らせあらかじめ画を描いてしまう、その期待したもの以外見えづらくなる。
ファインダーに写し出されるレンズを通して「演出された像」は、目の前の風景を作り変えてしまおうという誘惑を引き起こす。そして、何より撮りたいという熱意や撮る楽しみという意思の方が主人となり、本来気ままに楽しむはずの旅が「カメラと写真の従者」となってしまう。

私が提唱する「吟遊写真道」は、アマチュア写真家が自ら陥りやすい「この罠」から自由になり、自らの「楽しい」「心地よい」「好き」「心洗われる」「懐かしい」そんな瞬間と場所を軽やかな気負わない気持ちでスナップショットをする、そんなスタイルのことである。

Leica M monochromとSummicronレンズを使い続けて1年、そのカメラとレンズは「吟遊写真道」にぴったりの機材チョイスではないかという手応えを今回の石垣島への旅の中で強く感じた。
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瑞泉寺 鎌倉・Zuisenji-Temple, Kamakura, JAPAN



瑞泉寺 鎌倉・Zuisenji-Temple, Kamakura, JAPAN February 2017
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心の海



休日の遅い午後、今年は風もなく穏やかな冬の日が続いている。

昨年の今頃、冬の弱い日差しが落とす消え入りそうな自分自身の影を眺めていた。
今年はいくらか違った心持ちで、自分自身の影ではなく、目の前に刻まれていく季節の風景を眺めている。

趣味道楽の写真は、自分が心地よく思い、好きなものだけ、愛おしいものだけに視線を向け、撮れば良い。
海、そして海辺のシーンは、自分の心の一部であるかのような被写体であるが、何度撮ってみても同じシーンは二度と現れず、何度撮ってみても漠然と広がる海を捉えることは難しい。そして、色彩のないモノクロームの世界で、海や海辺のシーンを捉え、表現していくということも、また普段の視覚行為とは違った想像力を刺激される。
それでもカメラを通して海や海辺のシーンを眺めていると間違いなく心洗われ、穏やかな気持ちになる。

同じ場所、同じシーンを訪れても、毎回違った写真が写し出されるのは、私の心の一部と化した海や海辺のシーンは、如実にその時その時の私自身の心持ちと視線を反映しているからであろう。

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