絵葉書の返信



少し前にいただいた絵葉書の返信でもしたためようと思い、以前から寄ってみようと思っていたカフェへと訪れた。
「CLOSED」
そこにはもう主の気配はなく、潮風に褪せた建物そしてテーブルとチェアが、午後の陽射しの中ただ取り残されていた。

近くのカフェに場所を変え、しばしのイメージブレインストーミング。
カメラとレンズを通して、写真に写るモノ、写らないモノについて考えてみる。
モノのカタチや表層、絞りによる被写界深度の変化、遠近法、光から影への明暗と濃淡、カラーの場合は色彩、これらは写真に写るモノ。
温度、湿気、風、音、言葉や声、モノクロの場合は色彩、これらは写真に写らないモノ。

後者は客観的事実としては決して写真に写し出されないもの、写し出すことが不可能なものである。
それでも「なんだか良いなぁ」と思える優れた写真は、その行間に「温度、湿気、風、音、言葉や声、モノクロの場合は色彩」を感じさせてくれる表現の豊かさがある。
好きな写真家の作品を振り返り、ふとそんな言葉が降りて来た。

私自身が写真の行間に込めたいイメージとは何であろうか?
すぐには分からないが、撮り続けていく中で彫り出して行きたいテーマの一つだ。

一日の終わりに辿り着いたのは、いただいた絵葉書と同じ風景、同じ場所。
セピアの残照の中、時が止まったかのように静かな春の海であった。

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CAMERA: Leica M Monochrome type 246 LENS: Summicron M 50mm F2 (6bit)
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