旅するカメラ PART2



Leicaというカメラとレンズは半ば神話化され、また独特の世界観があるかのように語られている。
一方、実際私自身が使い込んで感じた率直な印象は、「素朴で、シンプルで、ストレートな写真が普通に撮れるカメラ」であるということができる。

まず一つめにはSummicronレンズの特徴である。このレンズは強い個性や独特の演出力があるわけでなく、見方によっては拍子抜けするほど「普通」に写る。かえってMADE IN JAPANメーカーのレンズの方が個性が強く、レンズ固有の演出がかけられた画を描き出すことであろう。Summicronレンズの「普通」というのは、「見た目そのまま」とも「味気ない」ともニュアンスが違う。レンズ的、写真的演出が少ない分、撮り手のアティテュードが透けて見えてしまうほど「普通」なレンズ、と例える方が的確かもしれない。

二つめには、Leica M monochromというカメラのシンプルさにある。カラー情報を持たず、「ただの素通しガラス」が貼られた「大まかな構図」が確認できるだけのファインダーがあり、あらかじめ設定できるパラメーターもメカによるアシストも極端に少ない、そんなカメラだ。色彩や操作、設定によって演出できる要素が格段少なく、撮る前にこだわってこねくり回して作り込める要素も格段少ないため、考え込むことや躊躇うことなくサクサクとシャッターを切ることができる。

そんなカメラとレンズの性質から、Leica M Monochromを使い込むほどに、広い意味で奇をてらわなくなり(奇をてらってもしょうがなくなり)、肩の力を抜いた、素朴・ストレート・シンプルに写真を撮るようになって来た。言い換えれば、自ら描くイメージに気負わず、事物があらかじめ持つ意味に迷うことなく、透き通った心でイメージを写し出すカメラとレンズである。
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CAMERA: Leica M Monochrome type 246 LENS: SUMMICRON 35mm F2
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