五島列島 巡礼の旅 PART1



長崎市より西へ約100km、東シナ海に浮かぶ絶海の島々・五島列島へと巡礼の旅へ出かけた。

江戸時代、幕府や藩によるキリスト教徒弾圧によって当時大村藩(現・長崎県)に住んでいたキリスト教信者たちは、棄教することを拒み自らの信仰を貫くため五島列島に渡り、潜伏キリシタンとして沈黙の日々を過ごした。

江戸時代末期〜明治時代初頭の厳しいキリスト教徒弾圧が起こり、多くの潜伏キリシタンは踏み絵に架けられ、土地を追われ、拷問や石牢責めに遭い、ある者は石牢でそのまま最後を遂げ、またある者は見せしめに処刑に架けれら、沈黙の殉教者へとなって行った。
明治5年の新政府によるキリスト教禁止令の撤廃により、潜伏キリシタンたちはようやく陽の当たる場所で祈りを捧げることが許された。その後、明治中期から大正期にかけて元・潜伏キリシタンたちの力や私財、ローマ・カトリック教会の助力などもあり、この絶海の島々にたくさんの教会が建設された。その小さな教会群は、この島々でのキリスト教信仰を守ってくれる場所や共同体として機能し、また土地を追われた者や殉教者たちの記憶を後世に伝え、宗教的な威厳や求心力を持つ場として維持されて来た。
改修、増築などがされながらも、この二十一世紀にもいくつかの教会は明治中期から大正期にかけて佇まいを残していると聞く。
世界遺産認定への機運も高まる今、長い時の歴史を重ねながら島の人たちが祈りを捧げ続けて来た場所をこの目で見て、肌感覚で感じ取ろうと今回の旅に出た。

今回の旅では、久々の「カラー写真」も撮ることにした。
モノクロームの旅スナップのアプローチを続けて来たが、やはりモノクロームだからこそ映し出され事物、カラーだからこそ映し出される事物、それぞれの棲み分けがはっきりと分かり、欲張りながらどちらも旅スナップとしては捨てがたいものだと最近とみに感じることが多い。
今回は首から正面にM Monochrom + SUMMICRON 50mm F2を提げ、右肩にOM-D E-M5 MarkII + M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8を提げ、どちらもほぼ同じ画角の単焦点レンズで旅の風景を切り取ることとした。
3日間という短い時間、未知の土地にズームレンズを持ち込むとアレヤコレヤ試してみたくなり、前へなかなか進めなくなることが容易に想像できたので、今回はこのようななるべくシンプル、コンパクト、軽量なシステムを旅のお供とすることにした。

カラーの旅スナップ、モノクロームの旅スナップ、これから数回に分けて交互にご紹介していきたいと思います。
goto-color01.jpg
goto-color02.jpg↑カトリック水の浦教会・福江島
goto-color03.jpg
color04-2.jpg↑カトリック貝津教会・福江島
goto-color05.jpg
goto-color06.jpg
goto-color07.jpg
CAMERA:OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII LENS: M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8
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